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神に捧げるもの -御神宝や御用材の紹介です
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神座を飾る
 御装束神宝
式年遷宮は、殿舎を新しく造営するとともに、御装束・神宝も古式に則りすべて新しく調進して奉献します。御装束525種、1085点。御神宝189種、491点であり、付属品を加えれば、総数約800種、1600点余にのぼります。  
 御装束とは、大神の御召物ならびに殿内を奉飾する御物をいい、神宝は御調度 、又は威儀の物として殿内に奉納される御物をいいます。すべて式年遷宮のつど、古式のままに調進されます。伝統工芸の優れた技術を守り伝えるという重要な意味もありますが、御造営とともに式年遷宮に欠くことのできない大事業です。
 【 縹色唐組平緒 】 刺繍作業 【 はなだいろからくみひらお 】 ししゅうさぎょう
とき 平成18年10月5日(木) 於 京都市下京区河原町(有)西刺繍 [ 映像を見る ]
古式通りの植物染糸は13色。一針一針に緊張走る 映像を見る 3分50秒

 20年に1度の式年遷宮にあたり、神がお使いになる調度品「御装束神宝」もすべて新調される。8年後の第62回遷宮にむけて、現在、その調製作業がすすんでいる。太刀や織物など714種、総数1576点にものぼり、当代きっての技術者たちがそれらを手がけることは、近年困難になりつつあるわが国の美術工芸技術の伝承の大きな原動力ともなっている。

 今回取材に伺ったのは、京都で10代つづく「西刺繍」。ここで、内宮御料である「縹色唐組平緒」の刺繍作業が進んでいるという。唐組平緒とは、孔雀などの刺繍が入った太刀の飾り帯。東京の専門職によって数年がかりで作られた組紐製・長大の帯1条に、15文の刺繍が施される。2偕の作業部屋に上がると、白衣姿の職人が一人刺し台に向かって座り、黙々と刺繍作業をしていた。京都の伝統工芸品など、さまざまな布地への刺繍をしてきた同社も、組紐の平緒の頑丈さには舌を巻いたという。「想像を上回る堅さでした。最初はまっすぐ針が入れられず、何本も曲げてしまいました」と今回の御神宝製作を担当する刺繍職人・小松二三三さん。神宮が渡した全体図の絵柄に忠実に、生地に薄くうつしとったラインに針と糸を通してゆく。ピンと張った帯の上から針を入れ、受け取った下の手で次のポイントに針先を定め、表面へと戻す。この繰り返しであるが、言葉通り寸分のくるいも許されない手仕事。一つの紋様を刺繍するのに、だいたい1〜2週間かかるという。

 この太刀帯には孔雀、鸚鵡、草花の3種の紋様が刺繍される。「優美にして精巧。熟練した高い技術を持つ技術者のみがなし得る仕事です」と神宮式年造営庁神宝装束課の采野武朗さん。全体図と配色図を見せていただき、これが本当に古代のデザイン?と疑いたくなるような、まったく古さを感じさせない色鮮やかな鸚鵡の紋様に釘付けになった。使う刺繍糸(高知県産最高級生糸)の色は13種類。染料は藍、黄檗、紅梅など、古式にのっとり植物染料100%使用とあって、化学染料では出し得ない色ツヤと“底色”とでも言うべき深みがある。「ご指示いただいた色見本の色がなかなかうまく出せず苦労しました」と10代目あるじの西 武一さん。ここに来るまでに、数々の困難を越えてこられたという。「こうして御神宝に関わらせていただくとは、われわれ職人にとっては大変ありがたく名誉なこと。あとは一針一針、心をこめて仕上げるだけです」と西さん。刺繍入り平緒の完成の日は近い。

神木が育つ杜
 長野県上松町
  [ 映像を見る ]
映像を見る 3分34秒

 一回の造営に必要な桧材は約1万立方メートル、本数にして約13,600本。神殿には、樹齢2〜3百年の檜の大樹を用います。御用材は鎌倉時代まで神宮の山から伐り出されていましたが、近くに良材がなくなり、伊勢の西の山、三河や美濃の山々で伐りだし、江戸時代に木曽山に定められました。

 御用材を育てるのは、長野県木曽郡上松町の杜。昔から上質な木曽ヒノキの産地として知られていました。江戸時代には、尾張藩が一切の伐採を禁じた留山の制度や、木曽五木を伐採禁止樹種とした停止(ちょうじ)木制度により美林の保護につとめ、その厳しさは「木一本に、首ひとつ」とまで言われるほどでした。明治以降は皇室の御料林として、戦後は国有林として保護されてきました。このため、木曽には多くの美林が残されています。

 そのうちのひとつ、赤沢自然休養林は小川入国有林に広がる、樹齢およそ3百年のヒノキ天然林です。御遷宮の際には、御樋代木(みひしろぎ・ご神体を納める器をつくる用材)を伐り出す祭である"御杣始祭(みそまはじめさい)"の祭場となります。

 ご神木はまっすぐで、太いことが条件です。内宮用、外宮用の二本を伊勢神宮の方角へ交差するように切り倒すので、二本の感覚は20メートル以内。近くには清めの水となる水場も必要です。伐採されたご神木は、木曽川に沿って運ばれ、神都・伊勢へと届けられます。

 散策コース途中には、前回(第61回)の御遷宮で伐り出された、直径約1メートルの御神木の伐採株が祀られ、古式ゆかしく斧だけで切られた三つ尾切りの斧跡が観察できます。


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